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イスラエルのパートナビザを取得する方法(In コロナ禍)

更新日:2月1日


イスラエルのパートナビザを取得する方法(In コロナ禍)

2021年7月にイスラエルに移住していつの間にか半年経っていました。日本での手続きと合わせると、9ヶ月かかりましたが、ついにパートナーVISAを取得することができましたので、今までの経緯などを記録しておきたいと思います。


イスラエルのパートナービザとは?


パートナービザというのは、ニックネームで正式な名前ではありません。手続きに正確な名前がないために、便宜上そう呼んでいます。英語だと”Known in Public"(社会的に認知されたカップル)というふうに言ったりします。


イスラエルのパートナービザとは要するにB1visa(就労visa)のことです。イスラエルの会社が政府に申請して外国人労働者に提供するものです。この制度を応用して、結婚していない(できない)けど社会的に認められている真剣なカップルに、イスラエルで一緒に生活する権利を与えようということです。7年間イスラエルで生活しなければいけないのですが、最後には市民権まで与えられます。配偶者ビザも似たプロセスなので、途中で結婚し、配偶者ビザに切り替えたとしても、それまでイスラエルで生活していた期間をスライドさせてすぐに永住権が取れたりするみたいです。


パートナービザを利用してイスラエルに移住するプロセスの全体のステップはこんな感じです。



  1. B1 visa(労働ビザ)を取得する(1年ごとの更新が必要):3年間

  2. A1 visa(限定居住ビザ)の取得ができるようになる:4年間

  3. 永住権を申請できるようになる

必要書類

(アポスティーユと公証人の公印確認が必要なもの)

・無犯罪証明書

・独身証明書(注)

・出生証明書(注)

それ以外

・関係を証明する写真(10-15枚程度)

・財産を共有している証明(例:車を一緒に買った領収書、同棲しているアパートの契約書や領収書)

・イスラエルの友人・家族からのリコメンデーションレター (友人の電話番号、ID、パスポートのコピーと共に)

・カバーレター(ヘブライ語で。イスラエルに移住したい理由と、お互いの知り合った経緯など簡潔に。)

イスラエル移住の背景


私とイスラエル人パートナーは2年ほど遠距離をしたのち、2020年にイスラエル人のパートナーが一年が日本に語学留学に来ていました。2020年の1月くらいにギリギリ入国して、日本で同棲をしていました。そしてパートナーはそのまま1年3ヶ月くらい日本から出国できない状態でした。2021年の4月、私の大学卒業と同時にイスラエルに移住することにし、就職活動はせずに手続きに奔走しました。


コロナのため、イスラエルは外国人旅行者の入国許可をしていませんでした。そこで、日本のイスラエル大使館でパートナービザ申請をしました。(これが悪夢の始まりでした、おすすめしません)


日本での手続き


まずは書類を集めます。公文書の有効期限が3ヶ月なのでタイムスケジュールが重要になってきます。


・無犯罪証明書 1ヶ月半ほど時間がかかります。まずこれから始めてください。

・独身証明書 注意が必要です。本籍地によっては「独身証明書」を発行していません。日本の行政の悪いところは、それぞれの県や市役所で書類の名前が全く統一されていないということ。海外に書類を提出するときに厄介です。東京は「独身証明書」ではなくて「婚姻要件具備証明書」だとか。日本のイスラエル大使館は「独身証明書」しか受理できないので、手続きが面倒になります。

・出生証明書 これが一番大変でした。日本は戸籍制度のため、出生証明書を発行していません!そして、イスラエル大使館は「戸籍謄本」を出生証明書の代わりに受理することができません!自分が出生したとき病院が発行する「出生証明書」は、出生届の際に回収されますし、その後公開されることはありません。そこで、色々問い合わせて議論した結果、出生届出をした市役所で、「出生証明書の受理証明書」を発行してもらうことができました。しかし、あなたは申請の本人ではないので、申請者である保護者のサイン/印鑑が必要です。


書類が揃ったら、上記三つの書類はアポスティーユと公証人証明が必要です。大使館から案内される翻訳者に書留で郵送します。それぞれ2週間から3週間、書類一つにつき15,000円程かかります。私は、戸籍謄本が受理されないと知らずに、これも翻訳してもらったので、多分7万円くらいかかっています。また、この書類を集めるのに3ヶ月かかりました。

しかも、イスラエル入国後に、イスラエル内務省で手続きを進めようとしたら、「イスラエル国内の翻訳者が翻訳したものでないと認められない」と言われ、アポスティーユと公証の発行のためさらに6万円かかりました。


シンプルに二度手間なので、コロナ禍でなければ必要書類を全部持って、イスラエルで手続きを始めましょう。



次回、実際に書類を大使館に提出してから、イスラエルに入国するまでのお話です。


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Miyuki Shimose.jpeg

​Miyuki Shimose

​海外生活ブロガーです。ガジェット、料理が趣味。

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